洗車の種類について~それぞれの特徴からメリット&デメリットまで解説~

洗車の種類とメリット&デメリットまとめ

洗車にはいくつかの種類と、それぞれメリット&デメリットがあります。これらを把握したうえで洗車方法を選べば、より愛車を長くきれいに保つことができますよね。以下はそれらのまとめです。

手洗い洗車

手洗い洗車は、手作業で車全体を洗う方法です。

メリット

手作業で隅々まで洗うことができるので、洗車機では落ちにくい部分の汚れまでしっかりと落とすことができます。また、手で磨く力加減を調整できるので、コーティング施工車でも安心して洗車することができます。

デメリット

手作業で車を洗わないといけないので、セルフでやる場合は環境、洗剤、スポンジ、時間、労力などが必要となります。また、お店に依頼する場合は洗車機で洗うよりも費用が高くなる傾向にあります。

水洗い洗車

水洗い洗車は、洗車機のノズルから噴射される水と回転ブラシでボディに付いた砂や泥などの汚れを洗い流してから、ブロアーという高圧送風機で水分を吹き飛ばすタイプの洗車メニューです。

メリット

最も簡易的な洗車メニューのため、所要時間は5分程度と非常に早いです。また、価格も数百円程度と安く設定されている場合が多いです。

デメリット

水で洗い流しているため、水に溶けにくい油脂系の汚れにはあまり効果を発揮しません。

シャンプー洗車

シャンプー洗車は、水洗い洗車と同じように洗車機から水を噴射し、最後に風で吹き飛ばす洗車メニューです。違いとしては、水だけではなく同時に親油性の界面活性剤(カーシャンプー)が使用されることです。

メリット

親油性のカーシャンプーが使われていることから、水洗い洗車では落としにくかった油脂系の汚れもある程度落とすことができます。汚れだけをしっかり落とすことができるので、ガラスコーティングなどを施している車にもおすすめです。

デメリット

価格は若干、水洗い洗車よりも高くなる傾向にあります。また、しつこいこびりついた汚れはシャンプー洗車では落としきれないこともあります。

ワックス洗車

ワックス洗車とは、はじめにシャンプー洗車で車体の汚れを落とした後に、油性の洗車機専用ワックス剤を全体に振りかける洗車コースです。

メリット

ワックスが全体に塗布されるので、光沢を出したり、新たな汚れがつきにくくなったりします。また、7~8分で洗車が完了するので、タイムパフォーマンスも良いでしょう。

デメリット

ワックス洗車での艶だしや汚れ防止の効果は、良くて1週間から10日程度しか持続しません。本格的なカーコーティングなどに比べると、かなり持続時間は短いと言えます。また、ワックス洗車の料金は一般的に700~1000円程度と、水洗い洗車やシャンプー洗車と比べて高くなっています。また、どうしても半練り上の手掛けワックスなどと比較してしまうと、効果の持続時間や光沢は大きく劣ってしまいます。

撥水洗車

撥水洗車とは、シャンプー洗車をした後にワックス剤よりも撥水性・耐汚性・光沢などに優れたシリコン樹脂系のコーティング剤をボディに塗布する洗車コースです。

メリット

撥水洗車を行うことで水はけが良くなり、水がスルスルと流れ落ちるようになります。雨が降れば、ボディの汚れは自然と水に流され、綺麗な状態を保ちやすくなります。さらに、1度できると洗車では落とせないイオンデポジットが出にくくなるのも特徴です。また、撥水洗車の効果は天候や車の管理次第で3~4週間持続するため、他の洗車に比べて効果が長持ちします。本格的なコーティングをするとなると最低でも10000円程度は費用がかかりますが、撥水洗車なら1000円程度でコーティング効果が得られます。

デメリット

撥水洗車を繰り返し利用すると、撥水コートがボディ表面に蓄積されて逆に光沢が下がる原因となります。また、落としきれない汚れがついたまま撥水洗車を利用してしまうと、汚れの膜が重なってしまい汚く見えがちです。効果の持続時間は3~4週間程度と他の洗車に比べて長いですが、それでもカーコーティングと比べるとかなり短いといえるでしょう。

ノンブラシ洗車

ノンブラシ洗車機とはその名前の通りブラシを使わない洗車機で、水を高圧で噴射して汚れを落とす新しいタイプの洗車コースです。洗浄後はエアブローで水滴を吹き飛ばすため、軽く拭き上げるだけで洗車を終わらすことができます。

メリット

回転ブラシなどを使わないため、ガラスコーティングなどを施した車が利用しても表面が傷つく心配がありません。

デメリット

新しいタイプの洗車機なので、利用できる店舗が限られています。また、通常の洗車機での水洗い洗車やシャンプー洗車に比べて料金が高い場合が多いです。

まとめ

いかがでしたか。一口に洗車といっても、様々な種類やそれぞれのメリット&デメリットがあります。これらを利用する際は、ぜひ本記事を参考にして車の状態に合わせた洗車方法を選んでみてくださいね。