車のシート洗浄の手順と役立つアイテム

車のシート汚れ放置していませんか?シートの洗浄方法や手順、お役立ちアイテムを紹介します。

車のシートの汚れ

車のシートは、さまざまな汚れが付着しやすい環境です。飲み物をこぼしてできたシミや、手の皮脂、砂やホコリ、衣服の汚れの付着などにさらされています。
 
車のシートは車の中でもさまざまな原因で、汚れやすくシミが出来やすい部分です。放っておくと悪臭が発生したり、カビや雑菌が繁殖する場合もあり、車内の衛生環境に大きく影響する部分といえますそのため、それらの汚れは洗浄してキレイにする必要があるでしょう。

と、わかっていても、自分でシートを洗浄した経験がない、洗浄の方法がわからない、という場合が多いのではないでしょうか。車のシートを清潔に保つために、自分で洗浄する方法とプロに依頼する方法、それぞれを解説します。また役立つアイテムなども紹介していきます。

車のシート洗浄の方法と手順

車のシート洗浄したい場合、どのような方法があるのでしょうか。

プロに依頼する方法

プロといってもどこで依頼できるのかを知らなければ依頼できません。車内のクリーニングはさまざまなところでおこなっています。

カー用品店、ガソリンスタンド、ディーラーはもちろんのこと、自動車クリーニング専門店などもあります。専用の洗剤や道具を使用して洗浄をおこなってくれるため、洗浄力には期待できるでしょう。費用は自分で洗浄をおこなうよりも割高となりますが、依頼する業者によって費用は大きく変わるためあらかじめ調べてから依頼することをおすすめします。

業者に洗浄を依頼した場合、手軽にキレイなシートにしてもらえるのが大きなメリットです。自分で必要な道具を買い揃える必要がなくなく、忙しくて洗浄する時間が取れない方におすすめといえます。

また、業者に依頼するとシートの汚れを洗浄してくれるだけでなく、除菌や抗菌処理をしてくれる場合もあります。除菌、抗菌効果の処理を施してもらうと、雑菌の繁殖を防ぎ、長く清潔なシートを保つことが可能です。

■プロに依頼した際の作業内容

専門の業者やガソリンスタンドでは車のシート洗浄にさまざまな専用の機器を使用します。

シートの汚れを機材で叩き出す
シートにはエアーガンを使用し、付着したホコリやダニを強力な風で吹き飛ばします。掃除機で吸うのではなく飛ばすことで、シートの隙間の小さな隙間でも、汚れを取り除くことが可能です。

汚れをウェットバキュームで吸い取る
拭いても落ちない頑固なシミにはウエットバキュームを使用します。専用の洗剤で汚れを浮かし、熱湯をかけつつ吸引する清掃方法で、専用の薬品と機材が必要とまるため業者に依頼することで可能な洗浄方法です。シートは目立ったシミだけでなく、目立たない汗やほこりなどの汚れがついていますがウエットバキュームで吸うとお湯が真っ黒になるほどの効果が期待でき消臭にも期待できます。

部品を分解して清掃する
シート内部まで染み込んでしまった汚れは、表面からの掃除だけではきれいにならない場合が多いため、部品を分解して清掃します。また、殺菌が必要な汚れの場合(嘔吐物など)は、高温スチームを使用した除菌清掃が効果的です。感染を防ぐためにも、業者によるクリーニングは有効です。

■プロにシートを洗浄してもらう場合の費用相場

業者にシートの洗浄を依頼した際の費用は、安くても数千円、汚れ具合によっては数万円かかることがあります。業者によってシートの洗浄にかかる費用は異なるため、いくつかの業者をピックアップして比較検討しましょう。

自分で洗浄する方法

自分で車のシートを洗浄する場合では、家にある洗剤などを使うことができるため安価でおこなうことができます。一方で汚れによっては洗浄力が少し物足りない可能性があります。自分でおこなう車のシートの洗浄には限界があるということになります。

掃除機や粘着テープでほこりや砂を取り除く

コロコロなどを使うと細かい部分の汚れを取り除くことができます。

洗浄をする

重曹を溶かした液体や中性洗剤(食器洗い洗剤やおしゃれ着洗い用の洗剤)を使用すると汚れが落ちやすくなるでしょう。スプレーボトルなどに入れて目立つ汚れに吹き付けて使用します。柔らかい布などで叩いたり、拭き取ったりして汚れを落としていきます。

拭き取り

濡れたり湿ったままでは雑菌が繁殖したり、シートを痛めてしまうため、かわいた布を使い水気をとりましょう。

乾燥

窓を開けたり、ドライヤーなどを当てたりしてしっかりと乾燥させてください。晴れていて風通しも良いときであれば、2〜3時間程度で車内の乾燥が可能です。

自分でシート洗浄をする際に役立つアイテム

シートの洗浄の際に役立つアイテムを紹介します。

スチームクリーナー

スチームクリーナーとは、内蔵されているボイラーでスチームを加熱・圧縮し、約100℃で噴射することでシートの汚れを浮かせ、効率的に洗浄するものです。

複雑な手順を踏まなくても効果的に汚れを落とせるため、初めて自分で車のシートを洗浄する方でも安心して使えます。

さらに仕上げとして消臭剤や除菌剤を使うと、清潔な状態を長く保てます。材質によってはスチームが原因で劣化したり、破損したりする可能性がある場合があるので注意してください。

シートクリーナー

優れた洗浄効果に加え、消臭効果で不快なニオイも解消できます。抗菌効果でダニやカビの発生も防止でき、仕上がりは爽やかなミントの香りとなります。

布シートやマットについた手アカや皮脂、タバコのヤニ、飲食物のシミなどを簡単にクリーニングでき、付属のブラシを使うことで布生地に目詰まりした頑固な汚れまでスッキリ落とせます。洗浄ごとに重曹などで自作の洗剤を作る必要がないため便利です。

布団叩き

車のシートを洗浄する前にシートを布団叩きで叩くことによってホコリや小さなゴミを浮き上がらせることができます。ブラシ付きのものであれば隙間のゴミや絡まった髪の毛なども取りやすくなります。叩いたあとに掃除機でゴミを吸いとるとキレイになります。

サイクロン式ハンディクリーナー 充電式

車のシートは細かい縫い目や狭い隙間があります。それらを吸いとるためには吸引力の強い掃除機が役に立ちます。コードがなく充電式のハンディタイプが使いやすいです。ヘッドを交換できるようなタイプでは、隙間ヘッドノズルなどに付け替えることでさまざまな場所を掃除することができます。

シートカバー

シートカバーは本来の車のシートを保護します。あらかじめカバーをしておくことで、汚れを防ぐことができます。汚れたらカバーを洗濯するだけでOK!防水機能があるシートカバーであれば、シート本体まで水分が染み込みません。丸洗いできるカバーであれば、メンテナンスも簡単です。

日頃からお手入れを

車のシート汚れは気になったときにすぐ取り除くことを心がけましょう。小さな子どもが度々汚してしまうから、汚れている範囲が少ないから、と洗浄を後回しにしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、汚れは時間が経てば経つほど染み込み、取り除きにくくなってしまうのです。時間が取れず本格的な洗浄が難しい場合でも、さっと水拭きだけでもしておくことが重要です。

自分では難しい汚れとなってしまった場合にはプロに依頼することも考え、汚れを溜め込まないようにするとキレイな状態を保つことができます。