車の名義変更していますか?車の所有者が自分でなければ、中古店に売ることもできません。
車の名義変更とは
車の名義変更とは、自動車の「所有者」を変更する手続きのことを指します。
名義変更が必要な主なケース
- 車の売買や譲り合いの際
※なお、車検切れの自動車は名義の変更ができません。
相続による所有者の変更
- 家族が亡くなり、その車を相続することになったとき
- 結婚・離婚などで名字や所有者が変わるとき
名義変更に必要な主な書類
- 車検証(自動車検査証)
- 譲渡証明書
- 印鑑証明書(旧所有者と新所有者両方)
- 委任状(代理人が手続きする場合)
- 住民票(新所有者が個人の場合)
- 自動車税・自動車取得税申告書
- 手数料納付書
※引っ越しを伴う場合など、場合によってはナンバープレートも変更が必要になります。
また以下は、当日運輸支局で入手してください。
- 手数料納付書
- 自動車税
- 自動車取得税申告書
- 申請書
手続きの場所
管轄の運輸支局(陸運局)、軽自動車の場合は 軽自動車検査協会へ
費用の目安
移転登録手数料
名義変更手続きを運輸支局で行う際には、移転登録時にかかる500円の手数料を支払う必要があります。支局内か隣接する販売所で500円分の印紙を購入し、納付書に貼って提出してください。
ナンバープレート変更がある場合
車を使用する管轄地域が変わる場合には、ナンバープレートを変更する必要があります。新たなナンバープレート代として、一般的には通常2,000円前後の料金が発生しますが地域によって違いがあるためあらかじめ確認しておくといいでしょう。
車庫証明書の取得費用
車庫証明書は、正式な名称を「自動車保管場所証明書」と言います。名前の通り、車の保管場所があることを明らかにする書面です。
新車・中古車を問わず、車を購入して登録する際や、住所変更する際に必要です。車の保管場所の住所を管轄する警察署で交付申請をおこないましょう。2,000円程度の費用がかかります。
印紙代や書類取得費用
数百円 〜 数千円
車の名義変更の流れ(普通車の場合)
車の名義変更の流れは、以下のようなステップで進みます。
- 必要書類を準備する
- 車庫証明を取得する(新所有者)
- 新たな管轄地域の運輸支局へ行く(ナンバー変更を要する場合には、車の持ち込みも必要)
- 申請書・手数料納付書を窓口で入手する
- 申請書を作成する
- 手数料分の印紙を購入して、申請書を提出する
- 新しい車検証の交付を受ける
- 名義変更後の確認
- 自動車税・自動車取得税を申告する
また管轄地域が変わる場合には、上記に加え以下の流れが追加となります。
- ナンバー返納窓口に古いナンバープレートを返納する
- 新しいナンバープレートを購入し、車に取り付ける
- 新車検証と自動車の同一性が確認され、リアナンバーに封印が施される
- 手続き完了
※軽自動車の場合は、管轄が「軽自動車検査協会」となります。
注意点
名義変更をしないまま車を使うと、自動車税の通知や責任が旧所有者に届くことになります。名義変更手続きに必要な書類のなかには、発行までに1週間ほどかかる書類もあるため、事前に書類の準備をしておかなくてはなりません。
そのうえ、名義変更手続きは受け渡しがあった日から15日以内に行うように定められており、自分で名義変更をする場合はスケジュール管理が大変です。
さらに、運輸支局は平日しか開庁していないうえ、車庫証明を受けるための警察署窓口も平日しか受付しておらず、平日の日中に仕事をしている方には手続きをするのが難しい現状があります。
まとめ
必要書類が多く、運輸支局は平日のみでなかなか名義変更する時間がとれないという場合には、自動車の販売店などのお店に手続きを任せられます。必要書類の準備さえできれば申請に要する時間をとられることなく、手続きミスのリスクの心配も減るでしょう。お店に依頼する際には委任状を忘れずに用意しましょう。