車用コーティングは、自動車の外装や内装を保護し、見た目を美しく保つために施す特殊な処理です。主に以下の2種類があります。外装用コーティングでは、車のボディに塗布して、汚れや水分、紫外線から保護します。
コーティングの種類
ガラスコーティング | 非常に硬く耐久性があり、雨水や汚れを弾きやすくします。また、傷がつきにくく、長期間効果が持続します。 |
ポリマーコーティング | ガラスコーティングほどの耐久性はありませんが、手軽に施工でき、光沢を与えることができます。 |
コーティングを施すことで、車両の外観を長期間維持し、メンテナンスが楽になるだけでなく、車の価値を保つことにもつながります。
自分で車のコーティングができる?!
車のコーティングは、基本的に自分で施工することができます。自分でコーティングをするメリットは、プロに依頼するよりリーズナブルに施工できることです。
コーティングの種類や車のサイズにもよりますが、耐用年数が長く効果の高いものは20万円以上になるコースもあります。コーティングに興味はあるけど、価格で悩んでいるという場合には、セルフコーティングのメリットを感じやすいかもしれません。
しかしデメリットとして、仕上がりのクオリティや効果を最大限に引き出せない可能性があるのです。失敗しないために、しっかりとした準備をおこない、手順を守ることが大切です。
準備
コーティング剤には、初心者でも使いやすいスプレータイプや、ガラスコーティング、ポリマーコーティングなどから選ぶとよいでしょう。各コーティング剤の特徴や施工方法を確認してから購入します。
必要な道具を用意
- カーシャンプー、スポンジ、バケツ、マイクロファイバータオルなどの洗車に使用する道具
- コーティング剤(スプレー、液体、パッドなど)
- クロスやタオル(施工後に拭き取るため)
- 手袋やマスク(化学成分から手を守るため)
車の洗浄と下準備
コーティング剤がしっかりと定着するように、車体の汚れや油分、ホコリなどを徹底的に落とします。カーシャンプーを使い、スポンジや洗車用ブラシで丁寧に洗います。洗った後は、水分をしっかり拭き取りましょう。残った水分がコーティング剤の付着を妨げる場合があるため、完全に乾燥させます。
コーティングの施工
コーティングを塗布する際には、直射日光を避け、風のない涼しい場所で作業します。高温や湿度が高い場所ではコーティング剤がうまく定着しないことがあります。
またコーティング剤によって施工方法が異なるため、使用方法をよく読み理解してから使いましょう。
スプレータイプ | 適量を車体にスプレーし、マイクロファイバークロスで拭き広げます。 |
液体タイプ | 専用のパッドを使って塗布することが多いです。 |
施工後の確認
施工後は表面にムラがないか確認し、必要に応じてもう一度拭き取ります。
乾燥・定着
コーティング剤がしっかりと乾燥する時間を確保します。一般的に数時間から24時間程度は乾燥時間が必要です。乾燥が不十分だと、コーティングが落ちやすくなります。
特にガラスコーティングなどは、硬化時間が長くなる場合があります。コーティング剤によっては、完全に硬化するまで数日かかることもあるので、乾燥後に雨に濡れないように注意してください。
仕上げ
完全に乾燥した後、車の表面を確認し、光沢や撥水効果をチェックします。
コーティングで気を付けること
作業環境
風が強い日や湿度が高すぎると、コーティング剤がうまく定着しないことがあります。晴れた乾燥した日が最適ですが直射日光は避けてください。
塗布ムラを避ける
コーティング剤を均等に塗布し、ムラが出ないように注意が必要です。ムラがあると、後で見栄えが悪くなります。
取扱説明書の確認
コーティング剤によって施工方法や乾燥時間が異なるため、必ず取扱説明書をよく読んでから作業を進めましょう。
コーティング剤選びのポイント
長期間効果が持続するものを選ぶと、メンテナンスが少なくて済みます。施工のしやすさも重要なポイントです。初心者向けの簡単に施工できるタイプも多く、手軽にコーティングしたい場合はスプレータイプなどが便利です。高性能なコーティング剤は高価ですが、その分効果も持続します。予算に合わせて選ぶのがポイントです。
おすすめの車用コーティング剤5選
車用コーティング剤には多くの選択肢がありますが、人気で効果的なものをいくつか紹介します。選ぶ際には、耐久性、仕上がり、施工の簡単さ、コストなどを考慮すると良いです。
SurLuster シュアラスター S-114 Zero Drop ゼロドロップ
スプレーして拭くだけ。驚異の水はじき。ナノ成分”nano+”を配合した、新しいガラス系ナノコーティング。洗車後、スプレーして拭くだけ。ムラの心配も少なく、誰でも簡単。繰り返し使うことでさらに輝きが増し、汚れに強いボディに。紫外線吸収材を配合し保護効果を高め、ホイールや樹脂パーツなどにも対応。
AZ CCT-001 自動車用 ガラス系コーティング剤 アクアシャイン クリア
自動車ボディのつや出し、保護に、ガラス系コーティング剤。ガラス系コーティング被膜により優れた水引効果を発揮し、雨などの汚れをつきににくします。
磨くことによって車体が輝きます。また繰り返し使用することで被膜が厚くなり、自動車の表面に深みのある光沢が現れます。ボディ以外にもホイールやウィンドウ、ダッシュボード、ヘッドライトなどにも、艶出し・保護・防汚としてご使用いただけます。
SurLuster シュアラスター ゼロウォーター S109
業界でも高評価のブランド。水を弾く効果が強力で、雨天時でも効果が発揮されます。ムラの心配も少なく、誰でも簡単。濡れていても乾いていても使用できます。
繰り返し使うことでさらに輝きが増し、汚れに強いボディに。親水コーティングはまとまった雨が降ることで、雨と共に汚れが流れ落ちやすくなります。あまり洗車されない方におすすめのコーティングです。
SOFT99 (ソフト99) ボディ&ガラス撥水コーティング剤レインドロップ
クルマの部位に関係なく、水滴の拭き取りからボディコート、ガラス撥水コートまで一連のコーティング仕上げが同時にできます。バズーカ噴射で時間短縮。ボディ&ガラス同時コーティングで初心者でも簡単!
CCI シーシーアイ スマートミスト NEO 撥水タイプ
高い撥水性やコーディングした実感を求める人におすすめです。ワックスよりも簡単に処理できると人気です。フッ素配合で撥水力、光沢がアップします。
まとめ
自分で車のコーティングを行うことは可能です。コーティング剤をうまく使いこなせれば、プロに頼むよりもコストを抑えつつ、満足のいく仕上がりを得ることができる場合もあります。ただし失敗したときのことを考慮するならば、プロに依頼することをおすすめします。