自動車の任意保険おすすめ5選

自動車の任意保険は、自動車を運転する際に加入する保険の一種で、法律で加入が義務付けられている強制保険（自賠責保険）に加えて、任意で加入すると良いとされているものです。任意保険は、自賠責保険だけでは補いきれないリスクや損害に対応するための補償を提供します。

任意保険の特徴と目的

任意保険の主な特徴と目的を理解して万が一に備えましょう。

法定ではないが重要

強制保険である自賠責保険は法律によって加入が定められているものですが、人身事故の最低限の補償しかおこないません。任意保険は、自身や他者の損害をより包括的にカバーすることができます。

補償範囲が広い

任意保険は自賠責保険で補償されない物損事故や、相手方の車両、財産への損害、自身の車両やケガの補償なども含まれます。

加入の必要性

経済的リスクの軽減

大きな事故となってしまった場合、被害者への賠償金が数千万円から数億円になることもあります。任意保険があれば、これらのリスクを大幅に軽減することができます。

安心感

自己負担の軽減だけでなく、トラブル時の対応がスムーズに進むため安心感があります。

事故の頻度や状況に対応

たとえ小さな事故でも物損や修理費が高額になる場合があるため、保険は心強い支えとなります。

補償内容

任意保険にはさまざまなプランがありますが、一般的な補償項目には以下のようなものがあります。

対人賠償保険	自賠責保険を超える相手方のケガや死亡に対する損害賠償を補償します。
対物賠償保険	他人の車両や物に損害を与えた場合の補償で、任意保険には必ずといっていいほど必要なものといえるでしょう。
車両保険	自身の車が事故や盗難、災害で損害を受けた場合の修理費用などを補償するものです。
人身傷害保険	運転者や同乗者が事故でケガをした場合の医療費や損害を補償します。
搭乗者傷害保険	事故の際に車に乗っていた人全員が対象となるケガの補償です。家族だけでなく、友人なども含まれます。
無保険車傷害保険	事故の相手が無保険車や賠償能力がないという場合は意外と多くみられます。そのような場合に備える補償となります。
ロードサービスや特約	事故後の車をレッカー移動したり、旅先での事故で帰れなくなった際の宿泊費の支援をおこないます。また、鍵の綴じ込みやガソリン切れなどの日常のトラブルに対応するサービスなどもあります。
弁護士費用	自動車事故等で被害者になった場合に、相手への賠償請求を行う交渉等を弁護士に依頼する費用や相談する費用等をカバーします。ただし追突事故など、こちらに責任がない、いわゆる「もらい事故」の場合、弁護士法第72条により保険会社は示談交渉することができません。修理費や治療費などの請求をする際に弁護士に依頼する費用に関する特約となります。

保険料

保険料は下記のような要因によって変化します。

運転者の年齢
運転歴
車種や用途
保険の補償範囲と金額
運転する地域

一般的に多くの保証を希望する場合はそれだけ保険料があがるという仕組みとなります。安心のためにあれもこれもと特約をつけてしまうと保険料が高額になってしまう傾向があります。そのため、絶対に必要な補償となくてもいい補償を見極めて取捨選択することが重要です。

自動車保険の選び方のポイントは？

自分に合った自動車保険を選ぶために、まず以下のポイントをおさえましょう。

保険会社のタイプ

ダイレクト型

インターネットなどを利用して加入するものです。契約者とダイレクト型の損害保険会社が直接取り引きするため、代理店などにかかる中間コストをなくすことで代理店型自動車保険に比べて割安な保険料となっています。ちなみにダイレクト型は、都市部の30代～50代がメインターゲットといわれています。事故率や損害率が大きく、リスクが高いとされる若者世代は高めの保険料となり、リスクが低い世代のドライバーは優遇されています。

代理店型

損害保険代理店を通して加入する自動車保険です。代理店の担当者が契約者とやりとりする対面での手続きとなる。代理店型自動車保険の保険料には、代理店手数料などの経費が含まれているため、ダイレクト型自動車保険と比べると保険料は高くなります。

どちらのタイプが自分に合っているか、違いを吟味して考えましょう。

事故対応の体制・品質

万が一事故に遭ってしまった時のための保険ですから、事故対応の迅速さや担当者の対応品質は重要です。事故対応の仕組みや、実際の体験談をチェックしましょう。