中古車のナンバー変更方法の流れを解説

中古車のナンバーを変更したい！流れを把握して準備をしておけばスムーズです。

中古車とは

中古車は基本的には、ユーザーや企業・組織によって一度すでに所有された、再び売りに出される車を指します。厳密にいえば、陸運局に一度以上登録されている車は、使用歴、走行距離、程度の如何に関わらず、法的には全て中古車に分類されることになります。

中古車にもさまざまあり、年式の古いものから、登録済み未使用車といったような使われていない新品の車もあるのです。カーディーラー、中古車専門販売店、レンタカー会社、リース会社、業者オークション、個人間売買で売買されます。

価格が安い、さまざまな選択肢があるなどのメリットから中古車の購入を考えるひとも多くみられます。では一度陸運局に登録された中古車に割り振られているナンバーを変更することはできるのでしょうか？

答えは「できる」です。新車を購入するとき同様に、中古車を購入する際にもナンバーの変更は可能です。

自分で手続きをおこなうか、もしくは販売店に代行してもらうのかを選ぶことできます。運輸局の名称、普通車や小型車を表す数字、ひらがな部分の変更などはできないので注意してください。では自分でおこなう手続きの流れを解説します。

まずはナンバー変更に伴う書類を揃える必要があります。

車の情報や所有者情報が記載された証明書です。

運輸支局や軽自動車検査協会で入手する「自動車登録申請書（OCRシート）」です。

所有者の住所が確認できる書類が必要です。個人の場合は発行から3か月以内の住民票を用意します。

自動車の保管場所を証明する書類です。保管場所を管轄する警察署の「車庫証明窓口」で申請します。

古いナンバープレートを返納する必要がありますので、取り外して持参します。

所有者本人の認印や実印が必要です。法人の場合は法人の実印を用意します。

上記とは別に、また、に運輸支局で記入するものがあります。

中古車のナンバー変更は、車の登録が行われている地域の管轄支局や検査協会で行います。事前に管轄区域を確認しておきましょう。

運輸支局や軽自動車検査協会の窓口で、準備した書類を提出します。希望ナンバー制度を利用する場合は、事前にインターネットでの予約が必要です。予約後、指定された日に窓口で手続きを行います。

手続き完了後、新しいナンバープレートが交付されます。封印が必要な場合は、封印もしてもらいます。封印がない軽自動車の場合は、その場で取り付けて完了です。

封印の取り外し及び取り付けは、封印取付受託者のみが行うことができます。

古いナンバープレートがある場合はその場でナンバーを取り外し、窓口で返却、新しい車検証を受け取りましょう。

新しいナンバープレートは、その場ですぐに取り付け、普通車の場合は封印してもらいます。

ナンバー変更には、手数料やナンバープレート代が発生します。普通車の場合は3,000～5,000円程度、軽自動車の場合は約1,500円程度の費用が一般的です。内訳をみていきましょう。

ナンバーの変更を中古車販売店に依頼する場合は、上記の必要書類に追加して、渡される委任状に記入してください。

車庫証明の交付もあわせて依頼する場合は、代行手数料として15,000円ほど必要になります。金額は販売店によって異なりますが、時間に余裕がない場合は任せる方法もおすすめです。

住民票や各種申請書は、事前に準備しておくことでナンバー変更の準備がスムーズになります。運輸支局などのホームページにて書式をダウンロードできる場合があるので事前にチェックしておくといいでしょう。

また近年は、ワールドカップやオリンピックといった国際的なイベントの記念や、地域振興のために発行されている図柄入りナンバーも人気となっているようです。

申請は運輸支局、または軽自動車検査協会経由、図柄入りナンバー申込サービスのサイトでおこなうことができます。